マリッジ ・エンカウンター

夫婦で参加するもの

  • マリッジ・エンカウンター Marriage Encounter (ME)
     夫婦のためのエンカウンター.ME(エムイー)として知られているものです.夫婦がまず、それぞれあらためて自己と出会い、お互いと深く出会うためのプログラムです.ガブリエル・カルボ神父が三組の夫婦とともに1962 年にスペインのバルセロナで始めたもので、F.I..R.E.S.のすべてのプログラムの中心となっています。

マリッジ・エンカウンタ-(ME)とは
今までの二人の生活、自分の相手の長所や短所、お互いの相手に対する態度、家族と自分の関係、相手から受けた傷、相手に与えた傷、それぞれの欲望、希望、挫折、喜び、失意などを夫婦で見つめ直す機会になります。

こうした見つめ合いは、生涯一緒に暮らそうと選んだ唯一の相手との心を込めた新しい出会いとなります。必要なのは二人の間のコミュニケ-ションとその方法です。
日々の忙しさや緊張から離れて、二人が深く話し合うことに集中出来る為に一つの週末を過ごすプログラムです。

誰のためのものですか?
マリッジ・エンカウンタ-は、全ての夫婦の為にあります。自分たちの結婚生活を少しでも「より良いもの」にしたいと思う全ての夫婦の為にありす。
・・・よく対話しているお二人には、それを深めるために
・・・あまり対話していないお二人には、それを深めるために
・・・少しも対話のないお二人には、二人の愛とコミュニケ-ションを取り戻すためにこのような方法で心を開きたいと思われる夫婦で、結婚生活三年以上の夫婦であればどなたでも参加出来ます。表面的な話を会話、心からの話し合いを対話といいますが、普通は会話で終わる場合が多いと言われています。

エンカウンタ-の週末の流れ
連休を利用する場合を除き、いつも金曜日の夕方(8時頃)から日曜日の夕方にかけて行われますので特に週末と呼びます。プログラムは次のように進められます。

1)講話と分かち合い
結婚生活の諸々の面に関係する11の講話があります。先ずアウトラインを司祭が話します。
一組の夫婦がそのことに沿った生活の中での体験を分かち合います。参加者が自分たちの事を見つめるヒントになります。

2)個人的内省
一人一人に与えられた課題をヒントに自分を見つめて、今感じていることをノ-トに書き
ます。書いたことはそのご夫婦以外誰も見ることはありません。皆に発表もしません。

3)夫婦の対話
夫婦は自分たちの個室でお互いのノ-トを交換して読み、より深く理解し合うために、それらについて対話します。

このようなプロセスを通して、夫婦は二人の間のコミュニケ-ションを深めていきます。自分たちの結婚生活の中の新しい可能性を発見する、そのきっかけをつくる為の時間です。お二人で話し合ったことを他の人の前で発表するようなことはありません。参加者は自分たちの実生活の中で真に「大切なこと」を発見出来るように、その雰囲気作りのお世話をチ-ム(司祭と以前マリッジエンカウンターに参加した夫婦)がします。

参加するために宗教が必要ですか?
カトリック教会の中で始まったもので、お世話するのはカトリックの神父及び主にその信者の夫婦ですが、参加する夫婦の宗教は問いません。信仰を持っている参加者が信仰を深めるために出来たものではありません。参加者である夫婦がその生活の意義をより深く見つめるために始められたものです。本来、信仰を持っている参加者が信仰を深めるために出来たものではありません。参加者である夫婦がその生活の意義をより深く見つめるために始められたものです。
グループ・トレーニングのようなものではありません。グル-プトレ-ニングではありません。グル-プとしての話し合いでもありません。
勿論、知識を披露したり議論したり、人前で何かを発表したりもしません。お世話する司祭や夫婦が参加者の自由や考えを無視して方向付ける様なことはありません。また、お二人の関係を満足させる万能薬でもありません。

黙想会、練成会、研修会等でもありません。
互いに正直に見つめ直し、二人の間に素晴らしい可能性のあることを発見するチャンスです。グル-プトレ-ニングではありません。グル-プとしての話し合いでもありませんし、勿論、知識を披露したり議論したり、人前で何かを発表したりもしません。
お世話するチ-ムカップルが参加者の自由や考えを無視して方向付ける様なことはありません。お二人の関係を満足させる万能薬でもありません。黙想会、練成会、研修会等でもありません。お二人が互いに正直に見つめ直し、そこに素晴らしい可能性のあることを発見する機会を得るため のものです。

費用はいくらぐらいですか?
行われている地域や場所によって違いがありますが、2泊5食、夫婦で25000円位です。

効果的ですか?
参加した多くの夫婦は二人の間の関係、家族の関係が、以前よりはるかに良くなった、今まで心を開けなかったお互いの大切な事柄について、ごく自然に話し合えるようになった、子供以外の親、姑、ご近所の人、会社の人、教会の人などとの関係も良くなったと言われる人が多いです。

信仰を持っている人の場合は、改めて人との関わりの中で果たす信仰の素晴らしさに気付き、より自発的に信仰を生かすようになります。信仰を持っていない場合でも、何かの神秘性が二人の生活の中に働いていることを体験されるケ-スが少なくありません。いつものことですが、参加者の圧倒的に多い声は「この人と結婚してよかった」ということです。これが結論のようです。